広島を後にして、出雲大社へ向かう
今年は60年に一度、縁結びの神様のお引越し
平成の大遷宮
出雲大社は一般には「いずもたいしゃ」と呼ばれていますが
「いずもおおやしろ」が正式名称です。
遷宮とは、神殿の改修造営にさいして神霊をお遷しすること。
お宮を新しくし、原初の形を再生することは、そこに新たな生命を吹き込む営みです。
神殿が新しくなる事で、神様は御光を増し、その御力がさらに高まります。
「遷宮」は、これを繰り返すことで、永遠のご神威を祈願する意味をもちます。
木の神殿は長持ちするものの、永遠ではありません。
その有限性を否定せず、有限なものを脈々と次世代へつないでいくことに価値を認め、儀式化したのが「遷宮」
次世代へのつながりに永遠性が求められました。
60年は人の還暦とも重なり、社殿を新しくすることで再び清新で霊威あふれるものになり、神様のよみがえりも果たします。
大遷宮で修造される対象は、本殿などの社だけでなく、建造物の装飾など細部にまで及びます。
神様の衣装や持ち物も全て真新しく穢れのないものにします。
これも全て神様の御力のさらなる高まりを祈るためなのだそう。
出雲大社の遷宮には、様々な困難を克服して文化財を守り、後世へ伝える精神が脈々と受け継がれでいます。
神様の力が一段と高まった出雲大社を、参拝出来て良かった!
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